■ 新築世帯の1%に症状 シックハウス
湿度環境 発症に関与 (2005.7.25 東京新聞)
新築住宅に住む世帯の1%程度は家族が目の痛みや頭痛といったシックハウス症候群の 症状を訴え、カビが生えるなど室内の湿度環境が悪いほど発症リスクが高いことが25日、 厚生労働省研究班の調査で分かった。 謎の多いシックハウス症候群について、発症率や住居環境との関係を 全国規模で総合的に調べたのは初めて。 研究班主任の岸玲子・北海道大大学院教授は「カビの発生や結露でアレルギーの原因物質が 増えたり、建材が変化して化学物質が溶け出したりするのではないか。 適切な湿度管理で症状が改善する可能性がある」としている。 調査は2003年11月−04年6月に札幌、福島、名古屋、大阪、岡山、北九州の六市で実施。 新築や改築から6年以内の一戸建てに住んでいる約2300世帯から回答を得た。 調査では、目鼻のかゆみや痛み、頭痛などの症状がいつもあり、家を離れると改善する場合を 「シックハウス症状」と定義。家族に一人でも症状のある世帯は2・0%で、 症状が時々ある場合も含めた「広義の症状」では4・3%が該当した。 地域別では、広義の症状の発症率は札幌5・2%、福島3・0%、名古屋と大阪は各5・0%、 岡山4・7%、北九州2・8%。研究班は回答しなかった世帯に有症者がいない可能性を考慮、 全国の発症率を「0・8−1・8%」と推計した。 住居の湿度に関する質問では、「結露が発生したことがある」との回答のほか 「カビの発生」「カビ臭さ」「タオルの乾きにくさ」「水漏れ」といった項目に該当する数が 多いほど発症例が多かった。
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